宗教とは?一般に、神・超越的存在・聖なるものなどについての信念や信仰、信念や信仰と結びついた個人の態度(超越的なものとの関係)・活動(礼拝など)・制度(寺社、教会など)信者の形成する社会などを表す。
カルトとは?元々の意味
カルト(cult)は、ラテン語 colere から派生した宗教色の強い文化活動を意味する語。儀式や崇拝を意味する。中国語では「邪教」が訳語になっている。
社会学では、キリスト教団体を教会(各国の主要な教団)とセクトに分ける類型法があった。
セクトは教会を批判し宗教的により正しい生き方を目指して分派した小規模団体である。教会とセクトの分類は、キリスト教世界内の団体間の緊張関係に着目している。
1950年、Howard Becker は、米国発祥のキリスト教的スタイルをもつ新興団体を新たな類型として含めカルトと定義した。Becker のいうカルトは、心霊術、占星術などの信者集団で、小規模かつ緩やかな組織構成という特徴をもつ。
日本社会の中でのカルトオウム事件の際、米国の反カルト陣営のマーガレット・シンガーの「オウムはカルトである」とのコメントが流れ日本では米国発の否定的なニュアンスを持った言葉としてのカルトがひろまる事になる。
日本でもカルト理論を支持し研究する学者もいるが、各学問領域で一つの理論として考察されているとは言いがたい。実際、問題のある団体について研究する際、カルトという表現は避けられている。日本では米国のカルト議論がそのまま紹介されたが宗教問題というよりも社会問題として扱われている。
宗教を連想することが多いので、カルト教団、カルト宗教ともいう。少数であっても熱烈な信者が存在するような宗教的団体を指す。
1970年代に米国で生まれたマインドコントロール論によって、カルトとは「一般人には理解し難い、おかしな人が集まる団体」という差別用語としての意味が追加された。マインドコントロール論支持者はカルトの定義を企業、政治団体などに拡大していったが、日本では新興宗教団体を指す場合が多い。
一般的な宗教と同様、大きなカリスマ性を持つ人物が教祖となり、その思想を教団の教義とする。しかし、カルト教団の場合、その教義は社会的に受け入れられがたい「偏った」思想であることが多い。また、教祖の真摯な思索に基づく思想ではなく、信者に対する詐欺行為が目的の単なる看板に過ぎない
ことも多い。このような現状から、カルト教団という呼称には「わけのわからない不気味な集団」といった侮蔑的なニュアンスが強く含まれる。
タグ : カルト 宗教 マインドコントロール
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